俳句の作り方(初級編)

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短い日記始めませんか ──

年の始めに今年こそ、日記をつけてみようと意気込んで書き始めて経験は、誰でもあると思います。しかし、大概は1ヶ月もすれば、何だか毎日同じような事を書いているようで、少し飽きてきます。
そして2ヶ月目あたりからは、書かない日が二日、三日あり、とびとびの日記になって、淋しいに気分に襲われる。3ヶ月目には、止めてしまって挫折感を味わったことはありませんか?
こう言っている私自身、自慢じゃないが、一年間欠かさず日記を書いたことが無い。

これは何故でしょう?

やはり、日記を書くということは、誰に見せるわけでもないのに、「文章を書こう」とまるで作家でもなっている。
それが、いつの間にか意識過剰になり、それなりのセンテンスの長さや洒落た言葉を入れなければと、思い込んでしまい、ついつい億劫になるものです。

それならば、どうすれば?

日記の代わりに俳句をつけたらどうでしょう?俳句は、たった17文字なのです。もっとも短い日記、これなら続けられると思いませんか?

そもそも俳句ってナニ? ──

「俳句って、老人のするもの。」「俳句って、なんだか規則があって難しそう。」と、思っていませんか?
俳句は、17文字で構成されている短詩なのです。
街で見かける「手をあげて 横断歩道 渡ろうよ」の交通標語も、五、七、五のリズム。つい口ずさんでいる歌も、そのリズム。日本人にとって、五、七、五のリズムは、とても心地よい良く、身についているのです。
ともかく、身の回りにあることを、強引に五、七、五にしてしまえば、良いのです。たとえば、家の近くでモンシロチョウを見かけて、とてもウキウキした気分になったとしましょう。そうすれば、
「嬉しさを振り撒いてゆくモンシロチョウ」
とか、
「紋白蝶ついて行きたいどこまでも」
など、
思いつくまま、素直に詠めば俳句の完成です。

どうやったら思いつくの? ──

「俳句を俳句らしく作ろう」と、意識すれば日記を書く時と同様に、自縛に陥って続かなくなります。
私が、一番最初に作った俳句は「うららかに三角定規に角がある」です。
この句が生まれた背景は、建築の設計の仕事をしているもので、三角定規は手元にいつもある道具。窓から差し込む柔らかい春の日差しに、三角定規をもてあそんでいる時、日頃意識もしなかった、その定規の角の重要さに、ふっと気づいたのです。
このようにまず、自分の身の回りの物や通勤途中で見かけた事柄や新聞や本を読んで、感じたことを俳句にしてみましょう。

 

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