歳時記のルーツ

季語という言葉は、現在当たり前の如く使われているが、子規が名付けたと思われがちだが、大須賀乙字であることが、乙字の門弟の大森桐明によって、次のように語られている。 『季語といふも季題といふも実は同一の意味の言葉である。子規以前には、「子規の詞」といひ、子規は、「四季の題目」といふ語を用ゐ、子規以後「季題」となり、乙字先生に至りて「季語といはれたのである。』(1929年『俳句講座補遺』より) …

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種田山頭火について

種田山頭火ほど、家を捨て、妻子を捨て、旅と酒に溺れる破壊的な生涯を送りながらこれほど人気の高い俳人はいない。 それは、何故なのであろうか?管理社会で暮らす現代人にとって、すべての枠を取り払って、自由に旅に生きる俳人に、共感を覚えるのであろう。山頭火のその生活の原点は、明治25年(1892)に母親のフサが、井戸に身を投げて自殺したことに根があるのです。 引き上げられた母の姿を見た記憶を、後年「僕…

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俳号について~トリビアな俳句雑学~

俳号の巻 俳人は、作家のペンネーム、文人や画家の雅号、俳優や芸人の芸名などにあたる、俳号を付ける作者が多い。それは、名前をもじったものだったり、関わりのある事物や場所を読み替えてつけることが多い。 かの有名な文豪、夏目漱石のペンネームの「漱石」は、友人であった正岡子規の俳号を、貰って明治22年あたりから使い始めた。 その正岡子規は、他人に俳号を付けるのも巧いが、自身もおそらく日本一であろ…

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季語について~トリビアな俳句雑学~

不思議な季語の巻 俳句には、不思議な季語(季節を表す言葉)がある。春の季語だけを採り上げても、「龍天に登る」「鷹化して鳩と為る」「山笑う」などがある。 「山笑う」と言われても、俳句をやっていない人には、理解できない。「山が笑うって、何だか気持ち悪い」とか「山が笑ったら、やかましい」なんて、言われそうだが、ちゃんと季語には根拠がある。 「山笑う」の出典は、中国の宋代のころの画家郭煕の「春山…

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俳句と土方蔵三~トリビアな俳句雑学~

土方歳三は俳句好きの巻 NHKの大河ドラマで「新撰組」が放映されて、また新撰組ブームになっている。新撰組の隊員で、誰が好きかとのアンケートで名前が上がるのが、「近藤勇」「土方歳三」「沖田総司」のようだ。その中で最近、人気のトップは土方歳三であると言われている。 土方歳三は、新選組副長として、隊務一切を切り盛りし、組織としての新選組を名実ともに創り上げた名補佐役で、誰にも知られている。その激…

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