俳句と夏目漱石~トリビアな俳句雑学~

俳人漱石の巻き 夏目漱石は、「我輩は猫である」に代表されるように、明治の文学者として有名ですが、実は俳句に没頭していた。 作られた、その作品は2600句にも及ぶ。それも、明治28年5月子規にあてた手紙に 「小子近頃俳門に入らんと存候」 と書き、その年のより、明治32年までの間、1445句を作った。ということは、年間約361余句ということになり、その熱中振りが窺い知れる。 漱石…

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正岡子規と野球の関係~トリビアな俳句雑学~

野球の語原の巻 競技人口の最も多いと言われる、野球は明治11年(1871)に東京の開成学校(現在の東大)の米国人教師H・ウイルソンが生徒に指導したのが、日本に於ける野球の誕生と言われている。正岡子規は明治十六年に上京し、明治十九年(1886年)に最初、ベースボールの訳語を「弄球」と名づけていた。 その頃盛んに弄球に興じていたことが、子規の随筆「Base-ball」に 「趣向は複雑でも…

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俳句用語集(さ行)

さ行 ── 雑詠 題を決めて詠む句に対して、題を定めないで各自が自由に詠む即ち自由詠の ことで、しかしながら季感を詠み込まねばならない。子規は、雑吟、雑詠の言葉を 用いていた。現在の俳句誌の投句欄は、すべて雑詠とされている。 雑俳 雑俳とは「雑俳諧」のことで、様々な形式による俳諧の総称で、談林俳諧隆盛の 頃から、付け合いの前句付、冠付けや語句を詠む込む折句という形式が現れます。 単純な形式…

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俳句用語集(か行)

か行 ── 回文俳句 上から読んでも下から読んでも同音となる俳句。 <例>松の戸や春を薫るはやどの妻」(子規) 軽み 芭蕉が唱えた、一句の中にあらゆる概念を排除して平淡でかつゆるみのない俳句表現。 また言葉そのものに自然を見出そうとした運動でもある。後に、山本健吉は 発句の方法論ではなく、その「生き方」して捉えるべきだと論を展開した。 季重なり 一句の内に季語が二つ以上あることを…

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俳句用語集(あ行)

あ行 ── 挨拶 連句などで、招かれた客人が儀礼的な意味合いを込めて発句として詠む句。たとえば、芭蕉などは旅の途中立ち寄った、舟問屋高野平右衛門(俳号一栄)宅で 詠んだ「五月雨を集めて涼し最上川」は挨拶句であるが、後に「五月雨をあつめて早し最上川」と改められたのは、有名な話である。 一句一章 俳句は本来、句に切れを設けてその配合や取り合わせにより、別のイメージを抱かせるが、一句一章の場合は…

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