春の句2・俳句百景(富澤秀雄句集)

spring

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026 飛花落花 ジャズのロックの ブルースの
027 縄文の火を燃えたたす 花の闇
028 モンローのスカートふわり 五月です
029 「春が来た」「春が来たね」と サラダ盛る
030 梅日和 手紙は青空局留で
031 蝶乱舞たとえばテープの早送り
032 太刀魚に触れて金属アレルギー
033 飛べるかも げんげ田風の滑走路
034 街おぼろ 形状記憶のシャツおぼろ
035 人麻呂忌キトラ古墳の星宿図
036 空豆は宇宙カプセル みどりの日
037 大仏の目線の高さ お山焼き
038 春そこに 出窓は風の郵便受
039 荷をほどく花屋の指から蝶生まる
040 人工島 先住民はタンポポたち
041 春風に相席いかがと カフェテラス
042 シャボン玉 地球をコピーするつもり
043 啓蟄の魚の腹から魚が出る
044 飛花しきり 身体が水を欲しがって
045 早春の風景画であるメロンパン
046 流氷の一片ジンに ジャズを聞く
047 朧夜の家訪うように字幕追う
048 陽炎はアラビア字典の目次から
049 平方根解けば出て来る へび かえる
050 春昼のワム・トム・トラをひと繋ぎ

 

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