冬の句2・俳句百景(富澤秀雄句集)

winter

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026 予報士の棒の先から寒波来る
027 大根引く 穴に大きな空がある
028 冬銀河サンタと座る終電車
029 銀の匙磨けば棲みつく 雪女
030 夜会の妻 煙のようにショール巻く
031 泣き出した劇場前の雪だるま
032 朝礼のしんがりにいる雪だるま
033 落葉焚く 義父の胸板薄くして
034 演奏はアルトで終り 寒波来る
035 クリスマス 十字に束ね本を出す
036 三寒の四温の鉄棒逆上がり
037 衿立てて歩けば落葉のエキストラ
038 軽トラの大根二本と乗り合わす
039 風が繰る落葉のカード ニンフの森
040 凩に葉っぱのフレディ乗っかって
041 日向ぼこベンチを母の胸として
042 風たちのシュプレヒコール 落葉舞う
043 少子化どこまで ずしりと重い冬キャベツ
044 蓮根の穴から雲の万華鏡
045 アイロンがシーツの氷海突き進む
046 葉牡丹になろうと丸まる鉋屑
047 霜柱シャリシャリ踏んで 氷河期へ
048 床暖房でうたた寝 ぼらぼら島紀行
049 冬木冬木 耳を当てればSL来る
050 毛布被る父 能登半島の形して

 

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