自句自解

冬をテーマにした俳句(自句自解)

鍵穴のコトンと音して草城忌草城忌は、俳人日野草城の忌日(1月29日)。東鶴忌,銀忌とも言われている。草城は、1934年、フィクションの新婚初夜をモチーフとしたエロティックな連作「ミヤコホテル」10句を発表。俳壇の内外に騒動を捲き起こした。1...
今月の三句(表紙)

2013年秋の表紙

葉加瀬太郎の 頭もじゃもじゃ 木の実落つ文旦の 皮ぶ厚くて 眠い昼秋気澄む 磁石ぴくんと Nを指す
厳選三句

春をテーマにした俳句(厳選三句)

春風に此処はいやだとおもって居る 澄子「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」(句集 空の庭)の句を、眼にしてより澄子の平易な表現で、しかも意外性のある作風の虜になった。掲句も、およそ「いやだ」という風な、感情語を入れる事は、俳句の禁じ手。でも...