俳句用語集

俳句用語集(さ行)

さ行 ──雑詠題を決めて詠む句に対して、題を定めないで各自が自由に詠む即ち自由詠の ことで、しかしながら季感を詠み込まねばならない。子規は、雑吟、雑詠の言葉を 用いていた。現在の俳句誌の投句欄は、すべて雑詠とされている。雑俳雑俳とは「雑俳諧...
俳句用語集

俳句用語集(か行)

か行 ──回文俳句上から読んでも下から読んでも同音となる俳句。<例>松の戸や春を薫るはやどの妻」(子規)軽み芭蕉が唱えた、一句の中にあらゆる概念を排除して平淡でかつゆるみのない俳句表現。また言葉そのものに自然を見出そうとした運動でもある。後...
俳句用語集

俳句用語集(あ行)

あ行 ──挨拶連句などで、招かれた客人が儀礼的な意味合いを込めて発句として詠む句。たとえば、芭蕉などは旅の途中立ち寄った、舟問屋高野平右衛門(俳号一栄)宅で 詠んだ「五月雨を集めて涼し最上川」は挨拶句であるが、後に「五月雨をあつめて早し最上...