厳選三句

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無季をテーマにした俳句・その2(厳選三句)

沖に/父あり/日に一度/沖に日は落ち  重信この句は、九州の天草を詠んだいる。茫漠と広がる海を見て、その沖に父の姿を据え、更に天草の沖を真っ赤に染める落日を重ねている。それは、天草の西南に日本人の祖先が渡って来たであろう地を思い描いている。...
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無季をテーマにした俳句(厳選三句)

不眠症魚は遠い海にゐる  三鬼眠れない夜は、いつの頃からか羊を数えたら眠れると聞かされた。これは日本人には縁の無い、まじないと知った。英語で羊が「sheep」眠りは「sleep」とを掛けた、単なる語呂合わせの産物だった。三鬼はこんな俗な風習...
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猫をテーマにした俳句(厳選三句)

百代の過客しんがりに猫の子も  楸邨書き出しの百代の過客は、松尾芭蕉の奥の細道の「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」の冒頭文を引用している。楸邨自身も芭蕉以来の道統の継承者として、たびたび奥の細道を旅している。さて、百代の過...